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焦らず、しかし休まず、星のように己がまわりを巡れ
(ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ)

VBRの1パスと2パスの違い

Adobe Premiereで動画を出力するとき、エンコードの設定項目がたくさんあった。

VBRの1パスと2パスの違いを調べてみた。(メモ)

 

 

helpx.adobe.com

 

VBR、1 パス

可変ビットレートで、エンコーダーはファイルの最初から最後に至る 1 つのパスを作成します。1 パスのエンコードは 2 パスのエンコードよりも時間がかかりませんが、出力品質が低下します。


VBR、2 パス

可変ビットレートで、エンコーダーはファイルの最初から最後に至るパスと、最後から最初に至るパスの 2 つのパスを作成します。2 パスのエンコード処理は時間がかかりますが、エンコードの効率が向上し、一般的に出力品質も高くなります。

 

 

www.stream.co.jp

 

2パスエンコードと1パスエンコードの違い

エンコーディングの設定には、エンコード対象となる映像を解析したうえでその映像にあった最適なデータ圧縮を行う「2パスエンコード」と、映像解析をせずにエンコードを始める「1パスエンコード」の2種類があります。

どちらを選ぶかは目的と映像素材次第で異なります。

 

 

aviutl.info

 

1passは、ファイル内容を予測しながらエンコードする方法です

「このファイルは全体的にビットレートが必要そうだ。だから最初からビットレートは節約気味に行こう」
「このファイルはあまりビットレートを必要としなさそうなファイルっぽいから、最初から潤沢にビットレートを割り当てて行こう」
という感じで、予測しながらエンコードするようなイメージです。

”予測”しながらのエンコードなので、この”予測”が外れると画質・音質は著しく悪くなります。

つまり、「ファイル内容を予測しやすい動画」(例えばニュース番組とかセミナー動画のような、”動きの無い動画”とか)の場合は、「1pass」でのエンコードが向いてると言えます。

あと、エンコード速度は2passに比べて、単純に2倍くらい早くなります。

 

2passは、エンコードする前に一度、ファイル全体をスキャンして必要なビットレートを確認しておいてエンコードする方法です。

事前に必要なビットレートがわかっているので、「必要な部分に適当なビットレートを割り当てて、そうでない部分には割り当てない」という事が確実に出来るようになります。

ただし、1passと違って、事前にファイルをスキャンする必要が有るので、エンコード速度はかなり遅くなります

「ファイル内容を予測しにくい動画」(例えばスポーツ動画のような、”動きの激しい動画”とか)の場合は、「2pass」でのエンコードが向いてると言えます。

 

 

zenshot.at.webry.info

 

1Passも健闘してるけど、動きの激しいシーンとかでは2Pass優位だね。

 

 

  • エンコードの時間が倍になるので、時間があるときは2パスでOK。
  • 時間がないときは1パスでOK。

ということにしておこう。